北アルプス奥穂高岳(3日目)2015年08月01日

26日(日)山行の最終日、常念岳方面からの日の出(4時48分)を見てから5時朝食、6時40分穂高岳山荘を出発。今日はひたすら下りのみです。
岩稜地帯のザイテングラードを下ります。小屋から最初雪渓を下るためストックを出したままにしていたら、登ってくるベテラン登山者から岩場ではストックを使わないで手で岩を支持した方が良いとアドバイスを受けました。まったくその通りです。途中のお花畑には「ハクサンフウロ」が咲いていました。
ザイテングラードを過ぎると涸沢カールのお花畑と上部に涸沢岳と涸沢槍が青空に浮かび上がっています。
岩場に咲いているのは「アオノツガザクラ」です。
涸沢小屋着(7時45分)横尾に向けて下りながら振り向くと水彩画の様な風景に思わずシャッターを押しました。昨年秋に来ている先輩御夫婦が紅葉の時は更に美しいと。また来たいなあ〜。
涸沢
涸沢からはなだらかな下りで登山口の横尾に到着。(10時40分)
横尾からは観光客も歩いている一般道を上高地まで11km、下りで足指が痛いのを我慢しながら梓川と花を眺めながらひたすら歩く。道路横に咲いていた花を後で調べたら「センジュガンビ」だと思います。
「ヤマホタルブクロ」もたくさん咲いていました。
「ハクサンオミナエシ」まだ花が開ききっていなかった。
(12時00)徳沢で昼食。おそばを食べました。まだ上高地までは6.4kmとあります。若い時にはこんなに遠いとは思わなかったのに。
徳沢
(12時55分)明神。休まず歩き続ける。
明神
(13時40分)河童橋到着。8時間の長い下りが終わりました。
河童橋と焼岳
上高地バスターミナル(14時位10分)からタクシーに乗り、大正池で振り返ると、前穂高岳から吊尾根、奥穂高岳と昨日歩いたルートがはっきり見えていた。沢渡の温泉で汗を流し帰路についた。天候と仲間に恵まれた2泊3日の山旅でした。