会津駒ヶ岳2015年07月19日

7月18日〜20日に北アルプス薬師岳山行を予定していましたが台風11号により中止になったので、会津駒ヶ岳に日帰り山行してきました。自宅を午前3時出発、檜枝岐登山口駐車場5時30分着。登山口に近い駐車場はいっぱいで少し下になりました。
(YAMAP地図登山軌跡1)
地図1
滝沢口登山口から5:50分登山開始。
会津駒ヶ岳登山口
今回は花の多い会津駒ヶ岳でした。はじめは登山道の中腹にマイズルソウです。
マイズルソウ
ゴゼンタチバナです。
ゴゼンタチバナ
駒ノ小屋が近づくとコバイケイソウの葉がいっぱいです。花も咲いていました。
コバイケイソウ
駒ノ小屋直下はチングルマのお花畑でした。
チングルマ
頂上に近づくにつれ、雲の中に入ったのか霧の中です。イワイチョウがたくさん咲いていました。
イワイチョウ
(YAMAP地図登山軌跡2)
地図2
中門ノ池も霧に霞んでいました。
駒ヶ岳から中門岳の間にはハクサンコザクラが奇麗に咲いていた。久しぶりに見た感じです。
ハクサンコザクラ
駒の小屋からは木道が続いているのですが、所々に雪渓があり木道を覆い隠していました。雪渓の融け際は氷になっていて滑りやすいし、雨に濡れた木道は更に滑りやすく2度も転んでしまいました。幸い怪我しませんでしたが痛かった。他の登山者も転んでいましたね。
駒ノ大池に戻ると、行きには見えなかった駒の小屋がうっすらとですが見えました。
イワカガミも群生して咲いていました。
イワカガミ
シャクナゲも何色か咲いていました。
シャクナゲ
ウラジロヨウラクも少しですが見られました。
ウラジロヨウラク
檜枝岐の天気は晴れで暑かったようです。山の上は残念ながら雲の中で眺望が無かったのが残念でしたが、約10時間の花の多い山旅でした。下山後は駒の湯で汗を流して帰路につきました。


田んぼアート2015年07月20日

三春町鷹巣の田んぼアートを見てきました。田んぼ2カ所にに三春町のマスコットキャラクター「こまりん」と福島県のマスコット「キビタン」が描かれていました。
田んぼアート
もう一枚には干支の「羊」と「福島ガイナックスマナボーヤ」だそうです。
田んぼアート



北アルプス奥穂高岳(1日目)2015年07月28日

7月24日〜26日の二泊三日で北アルプス奥穂高岳に登ってきました。
仙台からの友人・先輩御夫妻の3人と合流し、5時30分出発。東北道〜北関東自動車道〜関越道〜上信越道〜長野自動車を通り松本ICで下車し、国道158号を沢渡へ。沢渡の駐車場でGolfからタクシー(4人だとバスと料金が変わりないため)で上高地へ。心配されていた天気も雲間から青空も見え、河童橋から明神岳も見えました。
上高地
河童橋を渡り、川沿の遊歩道を進むと上高地の喧噪から静かになるところで岳沢登山口です。(12時25分)
岳沢登山口
樹林帯を登って行くと、冷気を吹き出す岳沢風穴で一休み。風穴を覗くと雪が残っているのが見えました。天然クーラーですね。(13時15分)
風穴
岳沢登山道には登山口から岳沢小屋まで10番から番号が減っていきます。初日の登りと暑さでキツイので、これを励みに登ります。写真は番号2の胸突八丁です。(14時25分)
岳沢登山道
初日の宿泊地、岳沢小屋に到着。(14時55分)定員60名の小さい山小屋のため快適でした。
岳沢小屋
小屋周辺に咲いていた「クルマユリ」です。
クルマユリ
夕食は5時から。8時30分消灯。前夜の寝不足からかぐっすり寝ることができました。


北アルプス奥穂高岳(2日目)2015年07月30日

7月25日(2日目)朝4時起床、出発の準備をしているうちに小屋の周辺も明るくなってくる。(写真は4時45分)5時から朝食。5時20分予定より早い出発です。
岳沢小屋の朝
2160m付近の岳沢小屋を出ると、最初から急登の重太郎新道。お花畑をジグザク登って行く。2350m付近からは長いハシゴが現れます。
岩の間に小さな花「イワツメクサ」が咲いていました。
イワツメクサ
朝から見えていた乗鞍岳と焼岳が見えてきました。
岩が多くなると、岩の間に根を張った「イワギキョウ」が奇麗です。
イワギキョウ
「ヨツバシオガマ」も咲いていました。
ヨツバシオガマ
「ウサギギク」も咲いていました。
ウサギギク
紀美子平下部のクサリ場。登りより下りの方が大変そうです。
前穂高岳分岐地点の紀美子平に到着。(8時50分)ザックをデポし前穂高岳に登ります。
紀美子平
前穂高岳への登山路はガレ場の連続です。(9時25分)山頂3091m着。午前中の早い時間は眺めが良く、奥穂高岳から槍ヶ岳まで眺めることができました。
前穂高岳
南方にはケルンの左遠くに富士山も見えました。
ハクサンイチゲが強風の中しっかりと根を張っているのに感動しパチリ。
ハクサンイチゲ
紀美子平から奥穂高岳まで吊尾根の険しい登山路が見えています。ジャンダルムに遭難救助ヘリがホバリングしていました。改めて気を引き締めました。奥穂高山荘での夕食時に、その場を見ていた登山者によると命に別状はなかったようです。
奥穂高岳吊尾根
吊尾根からは東側の涸沢カールが見下ろせる場所がありました。高度感があります。雪渓の最上部も見ることができます。
涸沢カール
最も高い所に咲く「クモマスミレ」ではないかと思います。
クモマスミレ
奥穂高岳山頂3190m北アルプスの最高地点に到着。(12時30分)周囲はガスで眺めが無くなっていたが30分程楽しみました。
奥穂高岳
奥穂高山荘への下りで笠ヶ岳が見えてきた。山頂部に雲がかかっていた。31年前の同じ7月、裏銀座コースから最終地の笠ヶ岳で夕日に染まる穂高岳方面の真っ赤な岩稜が思い出された。
笠ヶ岳
奥穂高山荘手前から涸沢岳が姿を現しました。簡単に登れるんじゃないかと錯覚する高度感です。
涸沢岳と奥穂高山荘
奥穂高山荘への最後の下りに鉄ハシゴがほとんど垂直に架けられている。登りだとそれほど恐怖感はないのかもしれないが、下りで直面したためビビってしまいました。奥穂高山荘着。(13時45分)
奥穂高山荘
奥穂高山荘に宿泊の手続きをし、コーヒータイムを楽しんだ後、サックを置いて涸沢岳3011mに登りました。登り20分。(15:00)本日三つ目の3000m峰です。
ここにも、岩稜で頑張っている「シナノキンバイ」がたくましく咲いていました。
シナノキンバイ
夕食後の7時前から笠ヶ岳に沈む夕日をしばらく眺めました。奥穂高岳が赤く染まってきました。充実感のあった一日でした。
アーベントロート