北アルプス奥穂高岳(2日目)2015年07月30日

7月25日(2日目)朝4時起床、出発の準備をしているうちに小屋の周辺も明るくなってくる。(写真は4時45分)5時から朝食。5時20分予定より早い出発です。
岳沢小屋の朝
2160m付近の岳沢小屋を出ると、最初から急登の重太郎新道。お花畑をジグザク登って行く。2350m付近からは長いハシゴが現れます。
岩の間に小さな花「イワツメクサ」が咲いていました。
イワツメクサ
朝から見えていた乗鞍岳と焼岳が見えてきました。
岩が多くなると、岩の間に根を張った「イワギキョウ」が奇麗です。
イワギキョウ
「ヨツバシオガマ」も咲いていました。
ヨツバシオガマ
「ウサギギク」も咲いていました。
ウサギギク
紀美子平下部のクサリ場。登りより下りの方が大変そうです。
前穂高岳分岐地点の紀美子平に到着。(8時50分)ザックをデポし前穂高岳に登ります。
紀美子平
前穂高岳への登山路はガレ場の連続です。(9時25分)山頂3091m着。午前中の早い時間は眺めが良く、奥穂高岳から槍ヶ岳まで眺めることができました。
前穂高岳
南方にはケルンの左遠くに富士山も見えました。
ハクサンイチゲが強風の中しっかりと根を張っているのに感動しパチリ。
ハクサンイチゲ
紀美子平から奥穂高岳まで吊尾根の険しい登山路が見えています。ジャンダルムに遭難救助ヘリがホバリングしていました。改めて気を引き締めました。奥穂高山荘での夕食時に、その場を見ていた登山者によると命に別状はなかったようです。
奥穂高岳吊尾根
吊尾根からは東側の涸沢カールが見下ろせる場所がありました。高度感があります。雪渓の最上部も見ることができます。
涸沢カール
最も高い所に咲く「クモマスミレ」ではないかと思います。
クモマスミレ
奥穂高岳山頂3190m北アルプスの最高地点に到着。(12時30分)周囲はガスで眺めが無くなっていたが30分程楽しみました。
奥穂高岳
奥穂高山荘への下りで笠ヶ岳が見えてきた。山頂部に雲がかかっていた。31年前の同じ7月、裏銀座コースから最終地の笠ヶ岳で夕日に染まる穂高岳方面の真っ赤な岩稜が思い出された。
笠ヶ岳
奥穂高山荘手前から涸沢岳が姿を現しました。簡単に登れるんじゃないかと錯覚する高度感です。
涸沢岳と奥穂高山荘
奥穂高山荘への最後の下りに鉄ハシゴがほとんど垂直に架けられている。登りだとそれほど恐怖感はないのかもしれないが、下りで直面したためビビってしまいました。奥穂高山荘着。(13時45分)
奥穂高山荘
奥穂高山荘に宿泊の手続きをし、コーヒータイムを楽しんだ後、サックを置いて涸沢岳3011mに登りました。登り20分。(15:00)本日三つ目の3000m峰です。
ここにも、岩稜で頑張っている「シナノキンバイ」がたくましく咲いていました。
シナノキンバイ
夕食後の7時前から笠ヶ岳に沈む夕日をしばらく眺めました。奥穂高岳が赤く染まってきました。充実感のあった一日でした。
アーベントロート


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